海外のカフェや電車、フードコートなどで、「Is this seat taken?」と声をかけられることがあります。

日本語では「この席、空いていますか?」という意味ですが、英語ではYes・Noの答え方に注意が必要です。
席が空いている時に「Yes!」と答えると、相手には「この席は使われています」と伝わってしまいます。

今回は、「Is this seat taken?」の意味と正しい答え方を整理し、席が空いている時・埋まっている時の自然な返し方や、似た英語表現との違いを紹介します。
結論を先に確認
- 「Is this seat taken?」は「この席は空いていますか?」という意味
- 空いている時は「No, it’s not.」「No, go ahead.」
- 埋まっている時は「Yes, it is.」「Sorry, it’s taken.」
- Yes・Noに迷ったら「Go ahead.」「It’s free.」でも伝わる
- 「Can I sit here?」とはYes・Noの答え方が異なる
「Is this seat taken?」の意味とは?
「Is this seat taken?」は、椅子や座席がすでに誰かに使われているかを確認する英語表現です。
(この席、空いていますか?)
ここで使われている「taken」は、動詞「take」の過去分詞です。
「take」には「取る」「確保する」という意味があり、「This seat is taken.」で「この席はすでに誰かが使っています」という意味になります。
つまり、質問の直訳は「この席はすでに取られていますか?」です。
日本語では「空いていますか?」と尋ねますが、英語では「誰かが使っていますか?」と確認しているため、Yes・Noの意味が逆に感じられることがあります。
空いている時はNo、埋まっている時はYes
答え方の基本は次のとおりです。
- No, it’s not.(いいえ、使われていません=空いています。)
- Yes, it is.(はい、使われています=空いていません。)
「Yes=座っていい」「No=座れない」ではありません。

質問に含まれる「taken(確保されている)」を基準に答えると理解しやすくなりますよ。
「Is this seat taken?」⇒「どうぞ」の答え方
隣の席が空いていて、相手に座ってもらって問題ない場合の「Is this seat taken?」への返し方です。
| 英語の返し方 | 日本語の意味 |
|---|---|
| No, it’s not. | いいえ、空いていますよ |
| No, go ahead. | 空いていますよ、どうぞ |
| It’s free. | 空いていますよ |
| Go ahead. | どうぞ |
| Have a seat. | どうぞ座ってください |
No, it’s not.(空いていますよ。)
質問に対する基本的な答え方です。
(すみません、この席は空いていますか?)
B:No, it’s not.(はい、空いていますよ。)
「No.」だけでも意味は伝わりますが、「it’s not」まで続けると、席が使われていないことが明確になります。
No, go ahead.(空いていますよ、どうぞ。)
席が空いていることを伝えながら、相手に座るよう促す表現です。
(空いていますよ、どうぞ!)
「Go ahead.」は「どうぞ」「遠慮なく」という意味で、座席以外の場面でも使えます。
It’s free. / Have a seat.(空いていますよ/どうぞ座って。)
Yes・Noを使わずに答えたい時にも便利です。
(空いていますよ。ここに座って大丈夫です。)
Sure, have a seat.(もちろん、どうぞ座ってください。)

どちらも席を勧める時に使える英語フレーズです。
「Is this seat taken?」⇒「誰かが使っています」と断る返し方
友人や家族が一時的に席を離れている場合など、座席がすでに使われている時の「Is this seat taken?」への返し方です。
Sorry, it’s taken.(すみません、使われています。)
短く、状況をはっきり伝えられる表現です。
(すみません、この席は使われています。)
「Yes, it is.」でも正しいですが、「Sorry」を添えると柔らかい印象になります。
Someone is sitting here.(ここには人が座っています。)
席を使っている人がいることを説明する表現です。
(すみません、ここは人が使っています。)
友人がトイレなどで一時的に離席している場合にも使えます。
I’m saving this seat for a friend.(友達のために席を取っています。)
(すみません、友達のためにこの席を取っています。)
誰のために確保しているのかを説明できます。
ただし、公共交通機関などでは座席の確保が認められていない場合もあるため、その場のルールに従いましょう。
「Is this seat taken?」と「Is anyone sitting here?」との違い
「Is this seat taken?」に似た表現として、
(ここには誰か座っていますか?)
があります。
こちらも、席が空いているか確認する時によく使われます。
空いている場合は、
(いいえ、どうぞ。)
誰かが使っている場合は、
(はい、友達がここに座っています。)
と答えられます。
どちらの質問も、すでに座席を使っている人がいるかどうかを尋ねているため、基本的には「No=空いている」「Yes=使われている」です。
「Can I sit here?」はYesでOK!
特に注意したいのが、次の表現との違いです。
(ここに座ってもいいですか?)
こちらは座る許可を求める質問なので、座ってよい場合は「Yes」で答えられます。
- Yes, of course.(はい、もちろんです。)
- Sure, go ahead.(もちろん、どうぞ。)
- Sorry, this seat is taken.(すみません、この席は使われています。)

同じ「この席、空いていますか?」という場面でも、質問の形によってYes・Noの意味が変わるわけですね。
「Is this seat taken?」は席が使われているかを確認する質問なので、空いていればNo。「Can I sit here?」は座ってよいかを尋ねる質問なので、許可するならYesです。
「Do you mind if I sit here?」への答え方
もう一つ覚えておきたいのが、
(ここに座っても構いませんか?)
という表現です。
「mind」は「気にする」「嫌だと思う」という意味なので、座っても問題なければ、
(いいえ、全然構いませんよ。)
と答えます。
Yes・Noに迷う場合は、「Go ahead.」と伝えると座ってよいことが明確になります。
【併せて読みたい!Do you mindの答え方】

まとめ:「Is this seat taken?」にはNoで席が空いていると伝えよう
「Is this seat taken?」は、「この席はすでに使われていますか?」という意味の英語表現です。
席が空いている場合は「No, it’s not.」、誰かが使っている場合は「Yes, it is.」が基本の答え方になります。
また、Yes・Noに迷った時は、空いていれば「Go ahead.」、埋まっていれば「Sorry, it’s taken.」と答えても自然です。

カフェや電車などで声をかけられた時に備えて、まずは「No, go ahead.(空いていますよ、どうぞ)」を覚えておくと便利です。


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