「有名な」や「人気がある」を英語で表現する時、famousとpopularのどちらを使う?違いや覚え方は?

どちらも多くの人に知られている人物や物に使われますが、注目しているポイントは異なります。
結論から言ってしまうと、famousは「どれくらい広く知られているか」を表す言葉です。一方、popularは「どれくらい多くの人に好かれ、支持されているか」を表します。
そのため、歴史上の人物にpopularを使うと意味がずれたり、クラスの人気者にfamousを使うと大げさに聞こえたりすることがあります。

今回は、famousとpopularの違いや覚え方、正しい使い分けを例文付きで分かりやすく解説します。
FamousとPopularの違いを一言で言うと?
まずは、famousとpopularの基本的な違いについて、比較表で確認しましょう。
| 項目 | famous | popular |
|---|---|---|
| 中心的な意味 | 有名な・広く知られた | 人気のある・支持された |
| 注目する点 | 知名度の高さ | 好意・支持の多さ |
| 好かれている必要 | 必ずしもない | 基本的にある |
| よく使う対象 | 人物・場所・作品・出来事 | 人・商品・店・流行・考え方 |
famous=みんなが知っている
popular=みんなが好き・支持しているという違いです。
1. Famous:「広く知られている」「知名度が高い」
まずはfamousから見ていきましょう。
意味とニュアンス
famousは、「有名な」「広く知られている」という意味です。
重要なのは、人々に好かれているかどうかではなく、名前や存在が広く知られているという点です。
そのため、有名な俳優や観光地だけでなく、問題や事件など、必ずしも良い内容で知られているとは限らないものにも使えます。
- He is a famous actor.
彼は有名な俳優です。 - Paris is famous for the Eiffel Tower.
パリはエッフェル塔で有名です。 - The area is famous for its heavy traffic.
その地域は交通量の多さで有名です。
最後の例文のように、日本語では文脈によって「交通渋滞のひどさで知られている」と訳した方が自然なこともあります。
Famous forとFamous asの違い
famousでは、be famous forとbe famous asという形がよく使われます。
be famous for+理由・特徴は、「〜で有名だ」という意味です。
- Kyoto is famous for its temples.
京都は寺院で有名です。 - She is famous for her beautiful voice.
彼女は美しい歌声で有名です。
一方、be famous as+立場・職業は、「〜として有名だ」という意味になります。
- He is famous as a novelist.
彼は小説家として有名です。
famous as=何として有名なのか
2. Popular:「人気がある」「多くの人に好かれている」
次にpopularです。
意味とニュアンス
popularは、「人気がある」「多くの人に好かれている」「支持されている」という意味です。
famousが知名度に注目するのに対し、popularは人々からの好意や支持に注目します。
そのため、世界中に名前が知られていなくても、学校や職場、特定の年代など、限られた集団の中で人気があればpopularを使えます。
- She is very popular at school.
彼女は学校でとても人気があります。 - This café is popular with young people.
このカフェは若者に人気があります。 - This song is popular in Japan.
この曲は日本で人気があります。
popularには、「流行している」「多くの人に選ばれている」というニュアンスもあります。
- Online learning has become increasingly popular.
オンライン学習はますます人気になっています。
Popular withとPopular amongの違い
popularは、popular withやpopular amongの形でよく使われます。
どちらも「〜に人気がある」という意味ですが、amongは「ある集団の中で」という感覚がやや強い表現です。
- This game is popular with children.
このゲームは子どもたちに人気があります。 - The app is popular among college students.
そのアプリは大学生の間で人気があります。

日常会話ではpopular withが幅広く使われますが、特定のグループ内での人気を示したい時はpopular amongも自然です。
FamousだからといってPopularとは限らない
famousとpopularは、同じ人物や物に同時に使えることもあります。
例えば、世界的に知られ、多くのファンから支持されている歌手なら、famousでもpopularでも表現できます。
- She is a famous singer.
彼女は有名な歌手です。 - She is a popular singer.
彼女は人気のある歌手です。
しかし、意味の焦点は異なります。
famous singerは「名前が広く知られている歌手」、popular singerは「多くの人に好かれている歌手」です。
有名であっても批判が多い人物なら、famousではあってもpopularではない可能性があります。
反対に、学校内で非常に人気のある生徒はpopularですが、世間に広く知られているわけではないため、通常はfamousとは言いません。
FamousとPopularの覚え方
覚え方としては、それぞれの関連語からイメージすると分かりやすいでしょう。
FamousはFameとセットで覚える
famousは、fame(名声・評判・知名度)の形容詞です。
「名前が広く知られている状態」と覚えれば、知名度を表す単語だと判断できます。
名前を知っている人が多い=famousというイメージです。
PopularはPeopleと結び付けて覚える
popularは、もともと「人々・大衆」に関係する言葉です。
多くのpeopleから好かれている=popularと結び付けると覚えやすくなります。
多くの人が好きで、選んでいる=popular
シチュエーション別のfamousとpopular使い分け
famousとpopularの使い分けについて、シチュエーション別にチェックして、理解を深めておきましょう。
歴史上の人物について話す場合
Leonardo da Vinci is a famous artist.(レオナルド・ダ・ヴィンチは有名な芸術家です。)
歴史的な知名度を表しているため、famousが自然です。
若者に支持されている歌手について話す場合
She is very popular among teenagers.(彼女は10代の若者にとても人気があります。)
特定の年代から支持されているため、popularを使います。
観光地について話す場合
Kyoto is famous for its traditional temples.(京都は伝統的な寺院で有名です。)
場所の特徴が広く知られているため、famousが適しています。
行列のできる店について話す場合
This ramen shop is very popular.(このラーメン店はとても人気があります。)
多くの客から好まれていることを表すため、popularが自然です。
まとめ:知名度ならFamous、支持ならPopular
famousとpopularは、どちらも有名な人や物について使われることがありますが、意味の中心は異なります。
- famous:名前や存在が広く知られている
- popular:多くの人に好かれ、支持されている
迷った時は、「知っている人が多いのか」「好きな人が多いのか」を考えてみましょう。
知名度を伝えたいならfamous、好意や流行、支持の多さを伝えたいならpopularです。

また、famous for・famous as・popular with・popular amongといった基本の組み合わせも一緒に覚えておくと、英会話や英作文でより自然に使い分けられるようになりますよ。


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